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Contact Lens Trouble Shooting (No.42)

こんにちは、サンコンタクトレンズです。
コンタクトレンズ(CL)苦情解消のノウハウを電子メールでお届けする、
コンタクトトラブルシューティングMailサービス(No.42)をお送りします。

今回は、ツインベルIIのユーザーの狩野良雄先生(名古屋で内科をご開業)
からいただいた、ツインベルIIに関する質問メールをご紹介します。ツイン
ベルIIは当社の新製品レンズで、異物感の少なさと涙液交換の良さを特長と
するハードコンタクトレンズ(HCL)です。


※お知らせ
以下のメールのやりとりはツインベルIIについてのものです。ツインベルIIに限らず
HCLは通常の球面レンズであっても、レンズと角膜間に涙液レンズができ、こ
れが視力に影響を与えることは以前からよく知られています。

無水晶体眼用の厚いプラスレンズで、近方を見る時レンズの安定位置が下
がり、角膜下方に涙液プールができるとそれが涙液のプラスレンズとして働き
水晶体がないのに近くも遠くも見える場合があることが経験されていました。

この球面HCLの涙液レンズの作用は常に得られるものではなく、1)レンズ
が角膜下方に位置するとプラスの涙液レンズができる角膜形状(周辺がな
だらかになっている角膜形状)、および、2)医師の処方加減、で場合によ
ってはできる性格のものです。


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Q ■□◆ to サンコンタクトレンズ  件名:ツインベルIIのことで教えてください。

1ヶ月ぐらい前からツインベルIIを使っている狩野と申します。強度近視で、
約25年前からHCLを装用しています。2つばかり教えていただきたいこと
があります。

1つ目は、
46歳と少し老眼がきていますので、今までは、
 遠景用の、右:−16.0 左:−14.0
 近景用の、右:−15.0 左:−12.75
の2種類の酸素透過性HCLを使っていました。遠景用のCLがやや見えにく
くなったので、ツインベルIIに変えてみたのですが、眼科で合わせてもらっ
たところ、新しいCLは、
 右:−15.5 左:−13.5
と、逆に度は弱くなっているかのように思われました。
しかし、装着してみると、実際にははるかに良く見えて、以前のCLで言えば、
 右:−16.5から−17.0  左:−14.5から−15.0
ぐらいに感じます。(弱い老眼鏡をかけてみた時の感じでの話です)
どうしてなのでしょうか?
今まで、円錐角膜との診断を受けたことはありませんが、ツインベルIIの形
態は多少特殊だという話なので、角膜の中心部がCLで押し付けられて凹んだ
状態になって視力が出ているのではないかと、逆に、多少気にかかります。眼
科での1ヵ月後の検査では、フィッティングは問題ないとの話しでしたが・・。

2つ目は、
そもそも遠景用(運転用)のCLをツインベルIIに変更してみようと思った
のは、ドライアイ傾向(シルマーテストで両眼とも6mmぐらい)で、不完全
瞬目が多少あるためか、汚れやすいからでした。汚れるのはCLの外表面の方
で、特に長時間、車の運転をすると見えにくくなってきます。しかも、瞬きを
した時に上眼瞼がCLに引っかかるような感じがあって困っていました。

ツインベルIIにしてみて思ったのは、(まだあまり長時間運転はしていないで
すが)CLが汚れる程度はまだ多少あるものの、減ったような感じがします。
ただ、瞬きをした時に上眼瞼がCLに引っかかるような感じは、残念ながら同
じくらいか、かえって増えたような感じさえあります。また、瞬きをした直後、
視野がわずかに上に上がってすぐに下がってくる感覚が、多少大きくなったよ
うな気がします。

サンコンタクトさんのホ−ムページ(HP)を拝見すると、フロントベベルを
削るとかいう話も出ていますが、そういう問題なのでしょうか? ツインベル
IIでも、微妙な修正はしていただけるのでしょうか?

HPを良く見るとツインベルIIは涙液交換を良くすることを主眼としている
ようですね。CLと角膜の間の涙の量を多くすると、相対的にCL外表面の水
分量が減ってしまうという話も読ませていただきましたが、わたしのような場
合は、そもそもツインベルIIという選択が、今ひとつだったのでしょうか?
それとも、涙液交換を良くすることと涙液の貯留を良くすることとは違うのだ
から、関係はないのでしょうか?

近景用(仕事用)は、いつも下目使いで見ているせいか、それほど問題は起き
ていません。しかし、種類は合わせておいた方が良いと思ったので、すでに遠
景用+1.0で注文してあります。

サンコンタクトさんのHPは、本当に勉強になりました。ありがとうございます。
Kano Clinic - Dr. Yoshio Kano  http://www2.starcat.ne.jp/~kanocl/


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A ■□◆ from サンコンタクトレンズ 
       件名:Re:ツインベルIIに関する質問ありがとうございました

狩野良雄 先生/ こんにちは、サンコンタクトレンズです。
当社のHCL ツインベルII に関する質問のメールをいただきありがとうございま
す。また以前は、当社のHPの「休日の眼科診療所の検索ページ」から先生
のHPの休日診療所のページにリンクさせていただきありがとうございました。
・かのうクリニック  http://www2.starcat.ne.jp/~kanocl
・当社HPの「休日の眼科診療所の検索ページ」(CL緊急サポートのページ)
 http://www.sun-con.com/clts/CLsupport3.htm

ご質問の件、
1)ツインベルIIの度数
ツインベルIIで従来使っておられた遠用HCLより度数が軽くて済み、しか
もはるかによく見えるとのこと。その理由は、現在眼科の先生と共同研究中で
まだよくわかっていませんが、ツインベルII と角膜の間にできる涙液レンズ
が凹レンズ(マイナスレンズ)の働きをして、遠用は「ツインベルIIの度数
+涙液レンズの度数」が働き、従来より軽い度数で遠方がはっきり見え、近方
も「ツインベルII のレンズ単体の度数」で見えるのではないかと考えていま
す。ツインベルIIの涙液レンズをビデオでご覧ください。
・ビデオ:HCLの涙液交換とツインベルII
 http://www.sun-con.com/video/index.htm

当社社長の大橋は70歳、遠方は裸眼で充分見えますが、手元を見るには+3.
5D程度のCLが必要です。2年前から+3.5DのツインベルIIを装用し
ていますが、単焦点でありながら遠方も近方も支障なく見え、30cmの距離
で見る近見視力表が充分見えるとのことです(コンサイスの英和辞典が良く見
えます)。また、見え方がやわらかいまたはおだやかとの声もききます。これ
らの原因も不明でさらに研究が必要です。

−10.0D以上にもなる高度近視の方にとって、レンズの度数が−0.5D
から−1.0D軽くなるだけで視野の広さ、ものの大きさの見え方の不自然さ
、レンズ周辺の厚みが緩和され喜んでいただけると聞いています。ツインベルII
は涙液交換のよさと異物感の少なさをねらったHCLですが、他の可能性も
要検討です。

ツインベルIIはオルソケラトロジーのCLとはデザインが違い、角膜の変形
を招かないデザインと合わせ方をしています。眼科の先生が1ヶ月検診でフィ
ッティングに問題ないとのことなので、角膜変形の心配はないと思われます。

2)「瞬きをした直後、視野がわずかに上に上がってすぐに下がってくる感覚
が、多少大きくなったような気がします。」について
★ツインベルIIの涙液交換の良さを保ちながら、現在の症状をデザイン調整
で改善する事は可能です。現在の状態は、レンズの縁の角膜からの浮き上がり
量がやや小さく、瞬きの際レンズの縁が角膜輪部を刺激しているものと思われ
ます。対策は、浮き上がりをやや大きくするデザイン調整を施せば改善するも
のと思われます。「視野がわずかに上に上がってすぐに下がってくる感覚」と
のことなので、レンズ前面が上まぶたの裏を瞬きの度に刺激しているのではな
いような気がします。具体的なデザイン調整については、レンズをお作りにな
られた施設で、眼科の先生にご相談ください。

酸素透過性が非常に高いHCLも市販されていますが、そのようなHCLでも
充血することからわかりますように、CLには酸素だけではなく、角膜のデブ
リス(老廃物)やCO2の排出や涙液に溶けている必要物質(栄養素、免疫物
質)の供給のためにも、涙液交換は不可欠です。

以上のことから、サンコンタクトレンズはレンズデザインを角膜形状に合わせ
ることを重要視しています。また、目も生体ですので体調や環境の変化でレン
ズの合い具合が変わった時も、デザイン調整で対応が可能です。その際、レン
ズの表面が涙をはじくことのない素材をサンコンタクトレンズでは使用してい
ます。

なお、ツインベルIIが涙液交換の良い理由は、「涙はレンズの周辺部から出入
りするのですが、ツインベルIIは周辺からすぐ内側にリング状の涙液プール
があるデザインであるため、瞬きでレンズがわずかに動いただけで涙の交換が
ダイナミックに起きるのではないか」、と現在のところ考えております。

ご質問ありがとうございました。

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♪♪ 当社社長大橋のインタービュー記事

中小企業モデル工場訪問として、当社社長大橋敏夫のインタビュー記事が、京
都府中小企業総合センターのHPに掲載されましたのでご紹介します(なお、
当社は’97に第二回京都府中小企業モデル工場に指定されました)。
・「理想のCLを目指して」(サンコンタクトレンズ 社長 大橋敏夫)
 http://www.mtc.pref.kyoto.jp/ce_press/no985/model-2.htm

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〒604-0983   京都市中京区麩屋町通夷川上ル笹屋町475番地
(株)サンコンタクトレンズ  コンタクトトラブルシューティング
Mailサービス係  担当 井口郁夫  http://www.sun-con.com/
mailto:sunclad@sun-con.co.jp TEL 075-221-6861 FAX 075-221-7810
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