2)トラブル改善のための装置・デザイン・検査方法の開発
コンタクトレンズのフィッティングは明確に数値化できない因子が多くあり、トライアルアンドエラーにならざるを得ない面があります。サンコンタクトレンズはそれらを数値化するべく努力し、コンタクトトラブル改善のための装置・レンズデザイン・検査方法を数多く開発してきました。
装置の開発は、レンズの縁を削り・磨くデザイン調整用器具、縁のデザインの観察装置、広範囲の角膜形状の計測装置、計測した個々の角膜に最も合っていると想定されるレンズデザインを設計するコンピュータプログラム(カスタムメイドコンタクト:デザイン設計のシステム)、などです。
レンズデザインの開発は、円錐角膜用の周辺多段カーブレンズ、ドライアイ(乾き目)用の乾燥感対応デザイン(ラブユー)、上眼瞼によるくわえ込みを緩和する縁の薄いデザイン(フロントリーフ)、下方固着改善のレンズ前面円周状の溝または凹みのあるデザイン(MZ加工、フロントウェーブ)、異物感が少なく涙液交換のよいハードコンタクト(ツインベルタイプ)など、問題解決型のデザインの開発に結実してきました。
これ以外にも、充血、くもり、異物感、圧迫感などのよくあるトラブルの原因を明らかにし、具体的な対策を研究開発してきました。しかし、眼は生体で常に変化し続けています。また、コンタクトレンズのトラブルを起こす未知の因子も存在するかもしれません。コンタクトのトラブルの改善率の向上は永遠の課題のような気がしています。 |