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瞬き後のハードコンタクトレンズ(HCL)の動きと静止位置の観察で、そのレンズがその目 に合っているかどうかがわかります。さらに、デザイン調整でどのように削って合わせ直せ ばよいかもわかります。ですから、HCLの動きと静止位置を観察することが重要なのです。
これまで、HCLの理想的な動きと静止位置を、時間に制約されず、簡単に多くの方が閲覧 することは難しかったのですが、インターネットの発達がそれを可能にしました。日本コン タクトレンズ(CL)学会総会で、佐渡一成 先生、 舟橋順子先生が発表され、日本CL学会誌に 投稿された論文のうち、レンズの動きと静止位置に関するスライド(図)をピックアップし て、ホームページ上で動画を閲覧できるようにしました。 HCLの動きとフィッティングとの関係を、じっくり動画でご覧ください( 『右向き三角 マーク』をクリックすると、スライド・動画がスタートします)。
(株)サンコンタクトレンズ
A) 佐渡一成 先生(さど眼科・仙台市)
論文名:佐渡一成:ハードコンタクトレンズ処方の基礎と応用-
楽しくやりがいのある診療のために. 日コレ誌 53:S2-S9. 2011
1)ベースカーブによる動きの差:ハードレンズの動画
ハードコンタクトレンズのフルオレセインパターン動画です。ベースカーブ(BC)の違いによる動きの差をご覧ください。
2)スティープとフラット:ハードレンズの動き
ハードコンタクトレンズのフルオレセイン動画を「スティープ」と「フラット」で比較します。「スティープ」はアピカルクリアランスで、「フラット」は動きがルーズでレンズが蛇行する。
3)ハードレンズの動き:良好なフィッティング
良好なフィッティングのハードコンタクトレンズ(HCL)のフルオレセインパターン動画を見てください。レンズの動きは、1)閉瞼でHCLは下降し角膜に押しつけられるため、レンズ下の涙液が流出する。2)開瞼で角膜丈夫に乗り上げるとHCL下に間隙が形成され涙液が流入する。3)眼瞼から解放されたHCLはレンズの重力と涙液の陰圧のバランスで静止する。
4)BC変更によるフルオパターンと動きの変化
ハードコンタクトレンズの直径を8.8mmに固定し、ベースカーブ(BC)を7.65mm、7.70mm、7.75mmに変えて、フルオレセインパターン動画を比較する。BC7.65mmでは、中央のケラトより大きいBCにもかかわらずベベル内側に圧迫が見られる。BC7.75mmでは、中央部のフィッティングは良好だが、動きがルーズで静止位置が下方である。
5)ハードレンズ:サイズによるフィッティング変化
ハードコンタクトレンズのサイズ変更(8.8mm→10.0mm)で、下方に安定していたレンズが、瞬目で充分に持ち上がるように改善された。サイズ変更前後のハードコンタクトレンズのフルオレセインパターン動画を比較しています。向かって左:サイズ8.8mm、右:10.0mm。
6)ハードレンズ:ベベル幅を広げる調整前後
ハードコンタクトレンズのフルオレセインパターン動画を、ベベル調整前後で比較している。ベベル幅を広くしたことで瞬目で持ち上がるようになり、動きもスムーズになった。向かって左−ベベル調整前、右−ベベル調整後。
7)ハードコンタクトの下方安定対策
ハードコンタクトレンズのフルオレセインパターン動画。デザイン調整前後の比較です。向かって左が「瞬目でのレンズ持ち上がり不充分」、右が「ベベル幅を広げMZ加工を加えた結果、瞬目で持ち上がるようになった」。
8)強度角膜乱視:ハードレンズのデザイン
強度角膜乱視眼でのハードコンタクトのフルオレセインパターン動画を比較しています。向かって左が球面レンズ、右がベベルトーリックタイプ。ベベルトーリックタイプは、3時・9時方向の「当たり」が柔らかくなっています。ベベルトーリックタイプとは、内面オプチカルゾーンが球面で内面ベベル(縁の内面)のみがトーリックになっているデザインのハードコンタクトレンズです。
9)円錐角膜のハードレンズ:フルオ動画比較
円錐角膜のハードコンタクトレンズのフルオレセインパターンの動画を比較しています。向かって左が球面レンズ、右がエムカーブ(内面周辺部多段階デザイン)です。
B) 舟橋順子先生(大阪医科大学眼科・高槻市)
論文名:舟橋順子:初心者だからとあきらめないで・・・ よりよいHCLを目指して 日コレ誌 53:S10-S15. 2011
B1)ハードレンズ:フルオ動画の比較
同じベースカーブ・パワー・サイズで、ベベル巾が違う場合のレンズの動きを比較しています。
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