・コンタクトレンズがうまく装用できるわけ ←前へ戻る メニューへ


 角膜上の涙に接着したレンズは瞬目のたびに、レンズの縁から涙を交換して新陳代謝

を行っているのですが、角膜の湾曲より小さい湾曲のレンズでは、中央部の涙のプール

が深すぎて涙の交換が悪くなり、角膜の湾曲より大きい湾曲のレンズの場合、安定性が

悪く視力が不安定になります。

 中央部の湾曲がうまく合っていても、角膜周辺部とレンズの縁との隙間が重要となりま

す。この隙間が広すぎると涙の表面張力が弱く、レンズの静止位置が悪くなり、狭すぎる

とレンズが固着し、涙の出入りが悪くなります。またハードレンズの欠点といわれる異物

感の強弱も、角膜周辺とレンズの縁の相性によって決まるのです。

 うまく装用されている状況とは、瞬きしたとき

上瞼によって引き上げられたレンズは、角膜の

上方のより緩やかなカーブに乗り上げていきま

す。その時、レンズと角膜の隙間が大きくなり、

それを埋めるため新しい涙が入り込みます。

この時、レンズと角膜間の涙の量は最大となり開瞼時レンズは上瞼から解放され、交換

された古い涙は角膜上皮の老廃物と一緒に流し出され、その量の分だけレンズは降下し

角膜中央部付近に静止します。この時、角膜とレンズの間の涙の量は最小となるのです。

レンズは、約2秒間に2ミリとゆっくり動き、角膜中央部付近で静止します。動きが早すぎ

るときや固着する場合などは涙液交換が良くないと考えられます。

装用してからも ”充血” ”くもり” ”異物感” の症状がある時は、レンズの動きと静止

位置が良くないことが多く、特にレンズ周辺部と角膜周辺部が不適合の場合に多いよう

です。→こちらのページでも解説しています


←一つ前に戻る メニューへ戻る